こんにちは。
Football Management Group代表の坂本です。前回に引き続き、「選手の国際移籍」にフォーカスしていきたいと思います。
前回、ヨーロッパ主要リーグの登録ウインドー(選手登録が許される期間)は、シーズン終了後の12週間に関しては、8月末に終了することで足並みが揃っていたこと、また、今年はイングランドとイタリアの登録ウインドーが、他の主要リーグよりも早く終了すること(それぞれ8月9日、8月18日)を学びました。
わずか数週間の登録ウインドーのスライドですら、欧州では大きな話題になるのですから、そもそもシーズンが異なる日本と欧州では、移籍オペレーションが難しくなります。
まず、ここ数年の日本人選手の主な欧州移籍を見てみましょう。
2018年冬
・井手口陽介(G大阪→リーズ)
2017年夏
・堂安律(G大阪→フローニンゲン)
・関根貴大(浦和→インゴルシュタット)
・中島翔哉(FC東京→ポルティモネンセ)
・鎌田大地(鳥栖→フランクフルト)
2017年冬
・柴崎岳(鹿島→テネリフェ)
2016年夏
・小林祐希(磐田→ヘーレンフェーン)
・浅野拓磨(広島→アーセナル)
・宇佐美貴史(G大阪→アウクスブルク)
ご覧の通り、欧州のマーケットが大きく動く夏に併せて、日本人選手の欧州移籍が決定する傾向にあります。この夏も、既に植田直通選手(鹿島→ブルージュ)の移籍が決定しており、欧州マーケットが閉じる8月末まで、まだまだ予断を許しません。
一方、日本のクラブにとって、シーズン真っ只中の夏の移籍は、戦力ダウンを伴う為、できれば避けたいところ。でも、選手の海外挑戦も後押ししてあげたい。
そんな葛藤を抱えつつ、主力がシーズン途中で移籍しても、大きな戦力ダウンにならないようなバックアッパーをあらかじめ準備し、かつ、しっかりと移籍金(移籍補償金)を伴う取引を実現することで、チームの成績と経営を安定させる。
かつてない選手流出の中で、日本のクラブには、成績と経営の両方を安定させる舵取りが求められているのです。
次回は、欧州以外の様々な「国際移籍」について、
見ていきたいと思います。
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(つづく)