こんにちは。
Football Management Group代表の坂本です。
今回より、「選手の国際移籍」にフォーカスして書いていきたいと思います。
前回、Jリーグの登録ウインドー(登録が許される期間)は、冬に12週間、夏に4週間ある事を学びました。
それでは海外移籍の場合、「登録ウインドー」はどうなるのでしょうか。
まず、ヨーロッパの主要リーグは、Jリーグとはシーズンが異なります。
Jリーグは3月(今年はW杯の関係で2月)に始まり、12月にリーグ戦が終了。
1月〜3月にメインとなる12週間の登録ウインドーが開きます。
一方、ヨーロッパは8月に開幕、翌年5月までリーグが続き、
登録ウインドーは概ね、6月〜8月末の12週間です。
ここに興味深いニュースがあります。
Italy’s summer transfer window to close one day before start of Serie A season
The Italian summer transfer window will close on August 18 this year, one day before the start of the Serie A season.
The decision to shut the window early follows the example of the Premier League, whose clubs decided in September to bring the transfer deadline forward to Thursday, August 9 this summer, before the season gets underway.
- Sky Sports「Serie A News」2018年3月5日 より抜粋
このニュースは今年3月のものですが、
イタリアリーグのTransfer Window(登録ウインドー)が、
8月18日に前倒しでクローズするというニュースです。
また、これに先立って、イングランド・プレミアリーグ(2部以下も同様)が、
8月9日に登録ウインドーを前倒ししていることにも注目です。
他の主要リーグ(スペイン、ドイツ、フランス等)は、
今の所、この流れには追随せず、8月末クローズのまま。
今までは主要国の登録ウインドーは、オープンのタイミングは異なるものの、
クローズは一律、8月末で足並みが揃っていました。
それが今年は、イングランドとイタリアは前倒しされる。
そうなると、両国の各クラブは、例年より補強のペースを早めます。
つまり、8月末にクローズするリーグより早くディールが成立する一方、
期限切れで希望の選手との交渉がまとまらない可能性もあります。
これは、結果を見てみない事には、どれほどの影響が出るか、
誰にも分からないのです。
次回は、日本と欧州間の「国際移籍」について、
考えていきたいと思います。
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(つづく)