こんにちは。
Football Management Group代表の坂本です。
今回より「サッカー選手の移籍」について、書いていきたいと思います。
前回まで、選手エージェントがどのような契約を選手と交わし、
また、選手とクラブがどのような契約を交わしているのか、見てきました。
それでは「移籍」というのは、どのようなオペレーションなのでしょうか?
「移籍」とは、つまり既存のクラブとの契約を終えて、
別のクラブと新たに契約を締結することを意味します。
一方、「期限付き移籍(レンタル移籍)」のように、
既存クラブとの契約を残したまま、別のクラブと新たに契約を結ぶような
「移籍」もあります。
区別するために、前者は「完全移籍」と呼ばれています。
そしてこの移籍オペレーションこそが、
選手エージェントの力が最も試される場とも言えます。
選手側もエージェントと契約を結ぶ際に、
この力量は必ずチェックする項目と言えるでしょう。
では具体的に、選手エージェントはどのように移籍オペレーションを遂行するのでしょうか。
そこでまず、知っておかなければならないルールがあります。
日本サッカー協会が定めた国内規約を見てみましょう。
⑪ 登録ウインドー
(1)Jリーグ又はJFLの第1種チームについては、選手は、本協会が定めた年2回の移籍を認るる期間(以下「登録ウインドー」という)においてのみ登録されることができる。
3-1 移籍の種類
④ プロ選手がプロ選手として移籍する場合
(1)(前略)当該プロ選手は、当該プロ選手のその時点のクラブとの契約が期間満了したか、又は期間満了前6ヶ月間に限り、他のクラブと契約を締結することができるものとする。(後略)
- 日本サッカー協会「プロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則」より抜粋
まず、「登録ウインドー」と呼ばれる移籍を認める期間があり、
それは年に2回しかないということ。
そして、移籍先との契約は、元のクラブとの契約満了後か、
契約満了6ヶ月前から締結可能になるということ。
いずれにしても、限られた時間の中で、
エージェント達は移籍オペレーションを遂行することになるのです。
次回は「選手の移籍」について、更に深掘りしていきたいと思います。
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(つづく)