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Football Management Group

【社長ブログ】14. リーグの開催期間

こんにちは。

Football Management Group代表の坂本です。
今回は「リーグの開催期間」にフォーカスしていきたいと思います。

前回、Jリーグや北米などが採用する春秋制と、欧州諸国が採用する秋春制について触れました。また、リーグ間で開催期間が異なると、【社長ブログ】9. サッカー選手の移籍とは(1)でご説明した登録ウインドー(世界共通で、年間2回のみ認められる選手が移籍ができる期間のこと)がズレるので、結果的に移籍が成立しにくい傾向にある事にも触れました。

日本に限った話をすれば、Jリーグから欧州主要国へ移籍する際には、日本のオフ期間に当たる12月〜翌1月頃の移籍が、選手のコンディション的にも、選手をやりくりするクラブにとっても望ましい事は言うまでもありません。

一方、欧州のリーグ開催期間中である12月〜翌1月に他クラブに移籍するということは、クラブの戦術を理解したり、監督や他の選手とコミュニケーションを取る時間が短くなる事を意味しており、結果、後半戦にうまく出場機会を得られないケースがあります。近年、日本人の欧州移籍が夏(6〜8月)に実現しやすい背景は、こういった事情によるのです。

では単純に、Jリーグも欧州と同じ秋春制にすべきでしょうか?
これには様々な意見があります。

まずは日本サッカー協会(JFA)の見解を見てみましょう。

JFA側は、2022年11月21日から12月18日まで開催されるカタールW杯が行われる2022年からのシーズン移行を提案している。

- ゲキサカ『J実行委員は8割が反対…なぜJFAは秋春制移行を提案しているのか(2017.11.20)』より一部抜粋

これに対し、Jリーグ(日本プロサッカーリーグ)は2017年12月の理事会で、上記の提案に対して、「シーズン移行しない」という結論に至ったと、村井チェアマンより発表されました。

会見した村井満チェアマンは「移行しない理由」として9つの項目を挙げて説明。「いろんな角度から検証してきたが、日本はまだまだサッカーの途上国。ファン・サポーターの皆様と一日でも長く、ちゃんとした試合を継続していくことを原点として意思決定をした」と話した。

- ゲキサカ『Jリーグが22年秋春制移行案を否決…村井チェアマンは9項目で「移行しない理由」を説明(2017.12.12)』より一部抜粋

次回も引き続き、Jリーグの開催期間を変更すべきかどうか考えていきたいと思います。
(つづく)


 

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