こんにちは。
Football Management Group 代表の坂本です。
前回に引き続き、「エージェント契約の中身」について、書いていきたいと思います。
前回、選手とエージェントとの契約内容、骨子は以下の4点と書きました。
今回は、3.報酬について。
契約書の中で、皆さんが最も気になるのが報酬額ですよね。
ここも極めてシンプルな内容で、
・金額は選手が受け取る基本報酬の何%か?
・支払い方法は、一括払いか年賦払いか?
先に支払い方法を説明しますが、契約書上は一括払い(全契約期間に相当する額を1回払い)、
または年賦(年1回払い。2年契約であれば、契約期間中に2回支払いとなる)のいずれかです。
国内では年賦払いが一般的ですが、本契約書の他に、別途選手との間に合意があれば、
例えば月賦払いや、年2回払い等のアレンジも可能です。
そして報酬額については、選手が受け取る「基本報酬」が、
計算のベースとなっています。
この「基本報酬」とは何でしょうか?
一般に、報道等で流れる選手年俸額は、この「基本報酬」を軸にしています。
ただし、必ずしもイコールではありません。
国内で選手がクラブから受け取るお金は、大まかに4種類あります。
・変動報酬
・支度金
・その他
基本報酬とはつまり、サラリーマンで言うところの固定給です。
一方、変動報酬とは歩合のようなもので、シーズン中のパフォーマンスによって、
その報酬額が変わるボーナス的なものを意味します。
「基本給+出来高で、年俸○億円」なんて報道がありますが、
この出来高というのが、変動報酬の一部と考えて差し支えありません。
話を戻しますが、つまりエージェントが選手から受け取る報酬額のベースは、
選手の基本報酬(基本給)であって、変動報酬(出来高等)は含まれない事を意味しているのです。
次回も引き続き、「エージェント契約の中身」について、
書いていきたいと思います。
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(つづく)