こんにちは。
Football Management Group代表の坂本です。
今回より、「サッカー選手とクラブとの契約はどうなっているのか?」について、
書いていきたいと思います。
(テーマ変更しました。選手スカウトについても後日、必ず書きたいと思います!)
サッカー選手エージェントのお仕事の大部分は、
選手とクラブとの契約に関する事です。
ではまず、日本における標準的な契約はどんな内容なのか?
再び、日本サッカー協会が発行する選手契約書の中身を見てみましょう。
日本サッカー協会選手契約書【プロA契約書】
日本サッカー協会選手契約書【プロB契約書】
日本サッカー協会選手契約書【プロC契約書】
ー日本サッカー協会HP 規約・規程 より抜粋ー
国内のプロ選手契約には3種類(A,B,C)あります。
基本的に国内でプレイする全ての日本人プロ選手は、
このいずれかの契約を締結しています。
つまり、統一契約書に当たります。
契約書の内容をご覧頂くと分かる通り、書面上はほとんど同じ内容です。
A契約書とB契約書に至っては、文言まで全て同じです。
(C契約書は一部、条項が異なる)
ちなみに、非常に基本的な事ですが、クラブはサッカー選手を雇用していません。
クラブと選手との契約は、いわゆる業務委託契約に近く、
選手は個人事業主としてクラブと契約を交わします。
ですから、健康保険や年金、確定申告等は各自で処理しています。
では、この3種類の契約は何が違うのか?と言いますと、
ざっくり申し上げると基本報酬に上限があるか、ないかです。
一部の例外を除き、プロ選手は皆、C契約からスタートします。
C契約は最長で3年間しか結ぶことができず、4年目以降は自動的に、
A契約、ないしB契約に移行します。
A契約は、締結2年目以降は、報酬に上限がありません。
一方、B契約になると、報酬の上限は年間460万円(消費税別)以下と
定められています。
なお、C契約も上限額は同じく460万円(消費税別)です。
ですから、プロ選手はまず、このA契約締結が一つのターゲットになるのです。
次回も引き続き、「選手契約の中身」について、書いていきたいと思います。
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今後も定期的に同講座を開催していく予定です。
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(つづく)