こんにちは。
Football Management Group代表の坂本です。
前回に引き続き、「サッカー選手とクラブとの契約はどうなっているのか?」について、
書いていきたいと思います。
前回、プロA契約を結ぶこと(≒報酬の上限が無くなること)が、
サッカー選手にとって、まず超えるべきハードルというお話をしました。
では肝心の契約の中身について、今回は見ていきたいと思います。
再び、日本サッカー協会が発行するプロA契約書の中身を見てみましょう。
書面は第1条から第16条までで構成され、
最後にクラブ代表者と選手の署名・捺印欄があります。
ここで、契約交渉に関わった仲介人(エージェント)がいれば、
その署名・捺印も必要です。
「結構、あっさりした内容だな」
私が初めて見た時の感想です。
ご覧の通り、以下の項目以外は、手を加える要素がありません。
クラブは選手に対し、次の報酬を支払う。ただし、当該報酬には消費税を除く、所得税、住民税その他一切の税金を含むものとする。
(1) 基本報酬
・総額 金 円 ( ヶ月分)
(2) 変動報酬、その他の報酬についてはクラブと選手が別途合意した基準による。
第12条 〔有効期間および更新手続き〕
①本契約の有効期間は、 年 月 日から 年 月 日までとする。
ー日本サッカー協会/規約・規程/選手契約書〔プロA契約書〕 より抜粋ー
ちなみに、サッカー選手の報酬は年収で語られる事が多いですが、
サラリーマンと同様、毎月その1/12を受け取っています。
また、有効期間とはズバリ、契約期間のことで、
日本の場合は最長5年、18歳未満は最長3年しか契約できません。
「本当にこれだけ?」
と思われた方も多いかと思います。
もちろん、選手とクラブの取り決めは、これだけではありません。
次回も引き続き、「選手契約の中身」について、書いていきたいと思います。
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(つづく)