こんにちは。
Football Management Group 代表の坂本です。
前回に引き続き、「サッカー選手エージェントの報酬」について、
書いていきたいと思います。
前回は、欧州トップエージェント達の、
目も眩むような報酬額について触れました。
では、国内のエージェントはどうでしょうか?
2015年の仲介人制度導入以来、日本サッカー協会は、
選手並びにクラブが仲介人に支払った報酬の合計額をウェブで公開しています。
選手798名が支払った仲介人報酬の合計金額【日本円/税別】 ¥934,700,991
加盟クラブが支払った仲介人報酬の合計金額【日本円/税別】 ¥411,882,627
ー「登録選手/加盟クラブが支払った仲介人報酬の合計金額(2017)」
(日本サッカー協会HPより抜粋)ー
選手からのコミッションに加え、クラブからの報酬を合わせても、
合計で約13.5億円ほどです。
前回、トップエージェントのジョルジュ・メンデス氏が、
選手コミッションだけで約85億円稼いでいる事に比べれば、
日本のマーケットはまだまだ発展途上であることが分かります。
また、欧州で見られたような移籍金の高騰というような現象は起きておらず、
移籍オペレーション(上記「加盟クラブが支払った仲介人報酬の合計金額」に含まれる)で、
大きな報酬を得るというのも、国内では限定的なのです。
現在、JFA登録仲介人が149名(2018年3月末時点)であることから、
平均すると、一人当たり約900万円ほどになりますが、
実態はやはり国内でもトップエージェント達がその大部分を押さえています。
更に、選手から仲介人への報酬総額を、対象選手数で割ると、
おおよそではありますが、仲介人を職業として考えた場合、
何名くらいの選手と契約すれば良いか、ある程度の指標になるかもしれませんね。
次回は、具体的に仲介人(エージェント)と選手がどのような契約を結んでいるのか、
書いていきたいと思います。
今月末より、未経験からできる「サッカー選手仲介人養成講座」をスタートします。
GW明けの5/8(火), 5/12(土)には同講座の無料説明会も開催します。
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(つづく)