こんにちは。
Football Management Group代表の坂本です。
前回に引き続き、「サッカー選手とクラブとの契約の中身」について、
書いていきたいと思います。
前回、日本サッカー協会が発行するプロA契約書の中身を見て頂きました。
そこでは基本報酬額と契約年数のみ変更可能で、他の項目は修正できない内容でした。
これは一般に統一契約書と呼ばれるもので、一部の外国人選手や社員選手以外、
基本的にほとんどのプロ選手はこの統一契約書(A/B/C)をクラブと締結します。
では統一契約書に記載のない内容はどのように取り決めをしているのでしょうか?
例えば、
・基本報酬以外に報酬はないのか?
・契約2年目以降の基本報酬額はどうなるのか?
・契約期間中に他のクラブに移籍したら、移籍補償金はどれだけ発生するの?
というような内容です。
これらの取り決めは、上記の統一契約書とは別に、
クラブと選手、仲介人の間で取り決めがなされます。
上記以外にも肖像権に関する取り決めや契約メーカーとの契約に関すること、
将来的な海外移籍に関する方針など、様々な内容が盛り込まれます。
そして、どれだけ契約に盛り込むかは、
特に規定がある訳ではありません。
従って、統一契約内容以外に、どれだけ有利な条件を盛り込めるか、
という点も、エージェントの大切な仕事と言えます。
次回からは新たに、「選手の移籍」について、書いていきたいと思います。
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(つづく)